熱拡散亜鉛めっき設備

熱拡散亜鉛めっきの断面

熱拡散亜鉛めっきの断面
ベースメタルの上に50%の鉄を含むガンマ層(50%Fe-50%Zn)が形成され、次いでデルタ層(25%Fe-75%Zn)が25%の鉄とともに形成され、次いで90%の亜鉛および7〜10%の鉄を有するゼータ層(7%Fe-93%Zn)が表面上に形成されます。
全ての合金層に鉄が含まれているため耐摩耗性にも優れ、硬度はゼータ層が310HV、デルタ層が375HV、ガンマ層が605HVとなっています。
名称 含有率 硬度
(ビッカース)
亜鉛(Zn) 鉄(Fe)
ゼータ層(ζ層) 93% 7% 310HV
デルタ層(δ層) 75% 25% 375HV
ガンマ層(Γ層) 50% 50% 605HV

DiSTeKのテクノロジー

熱拡散亜鉛めっき(TDZコーティング)技術は、溶融亜鉛めっきに代わる技術として、1993年〜1995年にかけてDiSTeK社によって開発されました。
熱拡散亜鉛めっきの技術の基本はシェラダイジングに基づいていて、DiSTeK社が特殊な性質を持つ新しい亜鉛粉末パウダーを発明し特許を取得しました。

熱拡散亜鉛めっきとは、金属部品を密封したコンテナ内で特別な亜鉛ミックスパウダーと混合し、電気炉内でゆっくりと回転させながら乾式加熱しコーティングをする技術です。
コンテナは約300℃~480℃で電気炉内で加熱され、金属部品の表面に亜鉛ミックスパウダーを拡散させることにより、優れた耐食性が得られます、それと共にコスト、安全面・環境への配慮にも優れた技術となっています。

また、特長として不働態化処理が挙げられます。
不働態化処理は当技術において不可欠なプロセスであり、製品の表面を硬く滑らかにすると共にあらゆるタイプのトップコートや塗料密着性に優れています。

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